ここ5年程流行っている「オーバーサイズ」や「ビッグシルエット」ですが、ユルっとした形で体型カバーにもなるし、ジャストサイズと違ってサイズをわざわざ調べる必要もないので、誰でも気軽に取り入れることができるのが良いところ。
若者を中心に人気継続中のビックシルエット系のファッションですが、ここ最近は若者だけでなく女性や、30代以降の男性にも人気があるのだとか。
せいぜい2、3年が流行の期限でしょうが、なぜこれほど長い間で受け入れらているのか? その理由について調べてみました。
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ダボダボファッションが好まれる3つのポイント
ビッグシルエットやオーバーサイズなど大きめサイズの服装がなぜ流行っているのか? 3つポイントがあげられるのではないかと言われています。
1.体型カバーなど見た目の都合が良い

海外に比べ、日本人女性は特に自分の体型を気にする傾向にあるので、全体的にゆったりとしたシルエットのおかげで自分の体の気になる部分をカバーできると言うメリットがあります。
また、最近は服をネット上で購入する人が多くなり、フリーサイズの多いビッグシルエットの場合、男性も女性も試着をせずともだいたいのサイズ感で購入することができるので、誰でも気軽に買うことができます。
このゆったり感を好む流行りは、実際に作る側にとっても細かいサイズ展開を出さずとも購入側のニーズに合わせることができるという点で、ファッション業界にとっても都合が良いようです。
2.「ジェンダーレス」時代としての捉え方

近年よく聞くのが「ジェンダーレスファッション」です。
「ジェンダーレスファッション」とは、時代の流れと共に生まれたワードで 男性的、女性的と言う性別のイメージに捉われない新しいファッショントレンドの形として特に若い世代から注目されています。
この服装のジェンダーレス化によって、男女問わず着ることができる大きめのサイズ感の服が好まれるようになり、時代に捉われないジャンルとして確立することとなったのです。
最近は、大手ファッションブランドの「ユニクロ」や「無印良品」などでもジェンダーレスをコンセプトとした商品を展開しています。
3.コロナ渦で服装もストレスフリーの傾向に

長引くコロナ渦という環境に誰もがストレスを感じながら過ごすことが増え、それに伴い服装もピッタリのサイズ感よりもなんとなくゆったりとした形のものが好まれるようになっています。
また、長い自粛期間で外出する機会が減り、家や近場で過ごすことが多くなったことでよりラフな服装が好まれ、外出してもトレンドを取り入れることができ、簡単にオシャレ感が出せるところも人気の一つでしょう。
このコロナの時代にビッグシルエット系の服装がマッチしたことで、一時的な流行り物のファッションではなく、長く取り入れられるようになったのではないかと考えられます。
スポンサードリンクゆったり感が大人のメンズにも人気!

以前は若者のファッションという認識だったビッグシルエット系の服装ですが、現在は30代以降の男性ファッション誌でもトレンド特集が組まれるなど大人の男性にも人気なのだとか。
昔はピッタリとした服装の男性の方が女性ウケも良いと言われていたようですが、最近はジェンダーレス化もあり、ちょっと緩めのこなれ感のある着こなしが、より大人の魅力を引き出せると話題になっているそうです。
もちろん大きめのシルエットによって見た目をカバーできるので、華奢な方もぽっちゃりの方も気軽にトレンドファッションを楽しむことができるという点も人気のようです!
さまざまなサイトで安っぽい着こなしにならない工夫を紹介してあり、素材にもこだわったデザインのものなども増えているようです。
まとめ
今回は若者のダボダボファッションがなぜ人気なのか、大人の男性にも受け入れられている理由について調べてみました。
上記の情報をまとめると
- 「ビッグシルエット」や「オーバーサイズ」は体型カバーなどにも都合が良い
- ジェンダーレスファッションが知られるようになった
- コロナ渦でよりストレスフリーの服装が好まれた
- 大人の男性の着こなしとしても人気が出た
このように、一時的な流行り物として人気が出ただけでなく、時代背景やコロナ渦での環境の変化などいくつもの要素が重なったことで5年以上継続する息の長いトレンドとして受け入れられたのではないでしょうか。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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