Twitter社とメタ社の「社員の半数を削減」のニュースは世界中で大きな話題となっています。
業績不振などが理由にはなっていますが、それだけではないようにも感じます。
今回はTwitter社とメタ社社員の大量解雇の理由や2社が行っているプロジェクトなどについてまとめました。
(アイキャッチ画像元https://www.cnn.co.jp/tech/35183725.html)
メタ社とTwitter社の社員大量解雇の理由とは?

削減される社員の人数は?
メタ社 | Twitter社 |
1万1千人(全社員の約13%) | 3700人(全社員の約半数) |
本当にド派手な人数の社員削減を発表しています。
おまけに2023年の1月から3月の間は、社員の採用も行わないようです。
業績不振だから大量解雇をするというのが発表された理由ではありますが、もっと深い意図があるようです。
Twitter社とメタ社はこれまでの常識を覆すようなプロジェクトを行うようですが、簡単に言うと以下の2つになります。
・自動運転の技術を転用し、人型のロボットを開発してお披露目をした
・新たな会社を設立し、脳内マイクロチップを開発し、動物で実験中
これらが社員の削減のもっと深い背景になったと思えてなりません。
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人型ロボットや脳内マイクロチップの開発の目指すもの
イーロンマスクが 「Neuralink」という会社を立ち上げて、脳内マイクロチップ「N1」を既に開発中であり、を発表しました。
外科手術で頭皮に穴を開けて、N1チップを埋め込み、外部との通信ユニットを耳の下から脳内に向かって、穴を開け、コイルで繋いでいくというものです。

脳内は上記のようになるのだそうです。

外部から見たイメージは上記のようになるのだそうです。
脳内に埋め込んだN1は外部通信機器で専用アプリをインストールしたiPhoneをBluetoothで接続します。
これで脳から発した思考のみでスマートフォンを操作することも可能になるそうですし、スマートフォンアプリから動きを制御したり、脳神経の動きも知ることができるようです。
肢体に障害があり、身体を動かすことが困難な方々が自分の思考だけで、スマートフォンを操作したりすることが可能になること。
将来的には、肢体に障害のある方々もインプラントを行うことによって、健常者と同様の生活が可能になること。
もちろん健常者でもインプラントは可能で、ありとあらゆる行動が思考のみで実現可能になると言われています。

前代未聞の開発で、光を射せば障害のある方の問題を
解決する最高の夢!
「シンギュラリティ」という現象にも対応が可能にもなり、総務省が目指すスマートシティプロジェクトの一環である、「ムーンショット」の中の「脳の制約からの解放」ともリンクしてくることが予想されます。
これらは開発中の段階で、これまでの常識を覆すような開発ではありますが、N1の開発で実験に使用されていた猿が死亡したとの報道があったことも確かのようです。
米実業家イーロン・マスク氏の脳インプラント企業「ニューラルリンク」は18日までに、同社の実験に使われたサルが死んだことを認めた。ただ、動物虐待の疑いは否定している。(2022/02/18)
引用元https://www.cnn.co.jp/tech/35183725.html
実験に使用されていたサルの死亡の原因について言及されていないようです。
N1が実用化されるには多くの課題があることも考えられます。
遂にN1チップの次は人型ロボットの登場!
イーロンマスクはN1チップと同時進行で開発中の人型ロボットも披露しました。
ロボットの名前は「Optimus」(オプティマス)。
人間が行う作業の代替を目的に開発されているロボットです。
全身に28の動かすための機能と手を自由に動かすための11の機能が搭載されているようです。
- オフィスに届いた荷物を当該社員のデスクまで届ける
- 観葉植物をジョウロで水を上げる
- 工場で資材を持ち込んで移動させる
などの姿が披露されたもようです。
今後、更に開発を重ね量産が始まれば約290万円での販売を目指しています。
人型ロボットの目指すもの
地球全体としては人口は増加しているのですが、日本を始め先進国では人口の減少が課題となっています。
人口の減少が深刻になれば、経済を動かす人手不足が予測されています。
その状況を解消するべく、人型ロボットが多忙な方々の生活の質の向上に一躍などが考えられます。
実用化されるようになると、どのように我々の生活に馴染んでくるのかも見どころかもしれません。
世間の反応
N1に関しても、オプティマスに関しても、行き着く先はムーンショットではないのかという意見が目立っています。
自身もそのような気がしてならないのですが、障がいの方々に光を差す方向性で実用化が進むのであれば、明るい点だと思えることです。
最後に
Twitter社やメタ社の大規模な人員削減の背景には、今後の高度テクノロジー社会の到来を見越した前段階だとも思えることです。
スマートシティの構築も、「脳や時間の制約からの解放」に関するプロジェクトも始まったばかりで我々がどのように共存していくかを考えていくことが必要かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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