そろそろ夏が近づいてきましたが、夏といえば海やプール!
しかし、泳げないことをコンプレックスに思い、水泳の授業が嫌と思う子どもが少なくはないです。
そんな泳げない子どもでも、短期間でクロールを泳げるようになる教え方について解説していきます。
25m泳げない原因5選
泳げない子どもが短期間で泳げるようになるにはまず原因を知る必要があるんです。
その原因の中でも一番多いものを5つ紹介します。
水が怖い
水の中は、陸上とは全く違う感覚なので怖いと感じる子どもはたくさんいます。
水に慣れないうちは泳げるものも泳げません。

だけど、水中は楽しいところだと思えるようになればこっちのもの
最初はいかに水中を楽しく遊ぶことができるかが鍵になってきますので、最初は思いっきり遊べるようになりましょう。
足が沈んでしまう
足が沈んでしまうと抵抗が増え進まなくなってしまいます。
なぜ足が沈んでしまうのかと言うと
- キックが弱い
- 頭が上がりすぎている
- 姿勢が悪い
の3つがあげられると思います。



特に頭の位置は大事なので、上がりすぎないようにしよう!
なかなか前に進まない
手で水をかいても、バタ足を頑張っても前に進まないことにも原因はあります。
主な原因は手の角度、姿勢、バタ足ができていないの3つです。
まず水をかく際の手の角度は、進行方向と垂直になる必要があります。


※上記画像のように進行方向と垂直になることが理想です。
次に姿勢に関しては、体が床と平行に一直線になるようにしましょう。
3つ目のバタ足は、ひざが曲がりすぎず、あしくびをまっすぐにするように注意してください。
この3つに気を付けると前に進むようになります。
息継ぎが苦手
25m泳げない原因第1位と言っても過言ではない息継ぎ。
水を飲んでしまった、鼻に水が入ったという経験があるのではないでしょうか。
息継ぎさえマスターしてしまえば25mどころか100mでもすぐ泳げるようになります。
すぐに疲れてしまう
すぐに疲れてしまうということは体にちからが入りすぎているということです。
子どもの少ない筋肉量ではからだに力が入りすぎていると25mまで泳ぐことは難しく、からだも沈んでしまいます。
リラックスして大きな泳ぎ方でおよぐことが理想です。
最初のうちはとても難しいと思いますが、ヘルパーなどの補助具を活用して練習することをおすすめします。
スポンサードリンク泳げない子どもが短期間で25m泳げるようになる教え方
短期間で25m泳げるようになる一番の近道はスイミングスクールに通うことですが、あなた自身でも教えることは可能です。
泳ぎ方を教えるにあたって一番大事なのは徐々にステップアップしていくことにあります。
25m泳げるようになる7ステップを解説していきましょう。
ステップ1:水に慣れる


まずは水に慣れましょう。
水に顔をつけることが最初の関門だと思います。
水の掛け合いなどから徐々に慣れていき、潜る遊びができれば完璧です。
ほかにもさまざまな遊びがあるので、ぜひ実践して慣れていきましょう。
鬼ごっこ:陸でする鬼ごっこと同じ要領です。最初は浅いところで行ってみましょう。バタ足をするための筋力アップが期待できますよ!
壁わたりの術:プールサイドの壁を掴み、足を浮かせて、壁を使って移動する遊びです。
水中じゃんけん:もぐることができれば、水中でじゃんけんもいいでしょう。
もし余裕があるようでしたら、手で支えながら水に浮く練習をするなどをしてみると上達がスピードがアップしますよ。
ステップ2:毛伸びで5m進んでみる
毛伸びは水泳の基本中のの基本です。
とても大事なので上級者の人でもしっかり練習をします。


壁をけって、からだが一直線になるように意識させてください。
まずは5mを目標にしましょう。
ちなみに、5m毛伸びをすることができたら、泳ぐ距離が20mになり短くなるということも利点です。
ステップ3:バタ足をマスターする
バタ足も水泳の基本です。
理想的なバタ足は、太ももからつま先にかけてムチのようにしならせて打つキックです。
しかし、最初から上手にできるわけがないのでまずは足を交互にバタバタできるようになることを目標としてください。
練習方法は、
- プールサイドに座ってキックを打つ
- 壁をつかんでキックを打つ
- ビート板を使ってキックを打つ
このように、徐々にステップアップしてください。
ステップ4:手で水をかく動作をマスターする


足の練習の次は手の練習です。
最初のうちは、手で腰などを支えてあげながら練習してください。
プルブイやヘルパーなどの補助器具を使うのも良いと思います。
ステップ5:10m目指して泳いでみる
キックの仕方と手で水をかく動作をマスターできたら、いよいよクロールを泳いでみましょう。
まずは10ⅿ目指してください。
10mなら息継ぎなしでも到達することができます。
ステップ6:息継ぎの練習をする


息継ぎのコツは顔を上げすぎないことです。
極論、横を向くだけで息継ぎはできます。
できるだけあごを引いて息継ぎすると上手にできます。
ステップ7:25m目指して徐々に泳げる距離を伸ばしていく!
ここまでできるようになれば、あとは時間の問題です。
1mでも泳げる距離が伸びたら褒めましょう。
ほめていたらあっという間に25m到達します。
泳げない子どもに泳ぎ方を教えるときの注意点
- 嫌だと言われたら無理やりやらせない
- 子どもと一緒にプール入る
- 水分を取る
この3つは最低限守りましょう。



一歩間違うと、一生トラウマになるから気をつけようね
まとめ
今回は泳げない子どもが25m泳げるようになる教え方について解説しました。
水泳は自転車と一緒で、一度泳ぎ方を覚えると一生忘れません。
ぜひこの夏、泳げない原因を理解してステップごとにお子さんに教えてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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