誰でも一度は『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思ったことはあるのではないでしょうか。
現状に不満がある人もそうですが、これといった不安がなくても同じように知り合いのいないところへ行きたいと思う人もいるようです。
なぜ人は『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思うのでしょうか。
誰も知り合いのいないところへ行きたくなる理由

- 誰も知り合いのいないところへ行きたい
- 人間関係をリセットしたい
- 新しい環境で一から始めたい
生きていると誰もが一度は『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思うことがあると思います。
現状に不満を抱えて逃げたいと思っている人・新しい環境でより成長したいと感じている人と理由は様々です。
同じことを考えているのに、真逆の感情を抱く人がいるのも不思議ですよね。
知り合いのいないところへ行きたくなる理由は大きく分けて3つあります。
まずはなぜそう思っているのかを明確にしましょう。

僕はどうして知り合いのところへ行きたいと思うのかな…?
1.人間関係に悩んでいる
恐らく大半の人が人間関係に悩み、知り合いのいないところへ行きたいと思っているのではないでしょうか。
私たちは会社や学校などに通う限り、集団で生活しなくてはなりません。
多くの人に囲まれて生活していると、気を遣ったり苦手な人がいたりして疲れてしまうことも多いですよね。
そういった人間関係に疲れてしまったり、傷つけられたりすると人と関わることが辛くなります。
このような人は日頃から周囲の人に気を遣いすぎて自分の気持ちを我慢してしまう傾向があり、その気持ちが爆発して『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思うようになります。
時間を作って上手く気分転換ができるといいですね。
会社の人だけでなく、家族や友人・恋人なども関係がうまくいかない場合も、関係をリセットし再スタートしたいと気持ちになります。
2.今の環境に不満がある
自分の努力が会社に評価されなかったり、やりたいことがあるとき、新しい環境に行ったほうがいいのではと考える人もいると思います。
とはいえ転職をするにもなかなか踏み切れなかったり、転職に成功しても本当にうまくやっていけるのか不安になるもの。
そんな不安を抱えている中で『誰も知り合いのいないところへ行きたい』という気持ちになるようです。
田舎暮らしだからこそ、知り合いのいないところへ行きたい
田舎に住んでいる人は、幼いころから近隣の人との関わりが強く、顔見知りがとても多いです。
ですがその結果、どこで何をするにも知り合いの目があるので、監視されているような気持ちになる人もいます。



田舎だと、どこに行っても知り合いがいる…
すぐに噂も広がるし、遠くへ行きたい
仕事とプライベートがうまく切り離せない環境にいる人は、地元を離れて知らない人の中で挑戦してみたくなることも多いのではないでしょうか。
住んでいる場所や交友関係も一から始めることで、新しい自分になれそうな気がしますね。
3.毎日がマンネリ化して刺激が欲しい
毎日辛くはないけど、楽しくもない。
同じことの繰り返しで刺激がなく、日々の生活に飽きてしまっている場合もあります。
心機一転、新しい場所で新しい刺激を求めるあまり、知り合いのいないところへ行きたいと思う場合もあります。
何かやりたいことがあるわけじゃないけど、漠然とこう思う人は意外と多いかもしれませんね。
心が限界を迎えている可能性も
すでに何度か転職を繰り返している人、もう行動に移す気力がなくなってしまっている人は心が限界を迎えている可能性も」あります。
- 人間関係リセット症候群
- HSP
- 鬱
具体的にどのような症状がみられるのか一つずつ解説します。
人間関係リセット症候群
人間関係リセット症候群とは、病気ではありません。
人の陥りがちな心理状態のひとつで、衝動的に人間関係をリセットしたくなり、連絡先をすべて消去したり突然引っ越してしまったりするもの。
環境をただ変えるのではなく、SNSなども全て新しく作り変えてしまうという少し極端な一面がある場合はリセット症候群かもしれません。
突然連絡が取れなくなったり転職を繰り返してしまうと、人との信頼関係が築きにくくなる恐れも。
衝動的になる前に対策を取ることが必要です。
人との交流の少ない仕事をしてみたり、日頃から自分の感情をコントロールできるよう、適度に運動したり不安を書き出してみることもおすすめです。
HSPである
HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、感受性が強く繊細な人のことを言います。
HSPは病気ではなく気質であり程度も人によって違いますが、通常より敏感に刺激を受けてしまうのでストレスを感じやすいです。
DOSEという4つの特徴を持つ人がHSPと言われています。
D 「深く考えをめぐらせる(Depth of processing)」
O 「過剰な刺激を受けてしまう(Overstimulation)」
E 「感情が動きやすく共感もしやすい(Emotional response and empathy)」
S 「些細なことにも敏感(Sensitivity to subtleties)」
私もHSPなのですが、人の感情に影響されやすく、声のトーン・表情・しぐさなどから伝わる負の感情で辛くなることも多いです。
自分ではなく他人が怒られている様子を見ても辛くなってしまうので、会社や家庭で雰囲気の悪い環境にいる場合は苦痛を感じてしまいます。
音や匂いにも敏感で、人の多いところが苦手な人も多いです。
なので、転職などで何度環境を変えても改善しない場合は、HSPの可能性もあります。
簡易的な診断テストもあるので、一度確認してみるのもいいかもしれません。
うつ病の可能性
- 毎日が憂鬱
- 好きなこともやりたくない
- 急激な食欲・体重の低下(もしくは増加)
- 眠れない
- 寝すぎてしまう
- 死にたいと考えてしまう
などといった、今までにない無気力感や不安感に襲われたらうつ病の可能性もあります。
一度心を壊してしまうと修復はとても難しくなってしまいます。
こちらも簡易チェックリストがあるので、該当した場合早めに病院へ行くことをおすすめします。



辛くなる前に、自分自身で当てはまることはないか確認してみよう!
【なぜ一人になりたいのか?】まずは状況の整理をしよう!


なぜ一人になりたいと思うのか、知り合いのいないところに行きたくなるのか。
実際に行動に起こす前に状況を整理することが大切です。
目の前の辛さから逃げるために安易な行動を起こすと、同じことを繰り返してしまう恐れがあるからです。
私も人間関係が辛くて逃げるように転職をしたことがありますが、現状の何に不満を抱えていて、どのような環境に身を置きたいのかが整理できておらず失敗したことがあります。
転職や引っ越しなどはしっかりと調べてからでないと後悔することもあるので気を付けましょう。
改善したいこと・妥協したくないことは最低限把握しておくことをおすすめします。
【解決策①】実際にできることをやってみる


なぜ『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思うのか、理由がハッキリしたのであればできることから実際にやってみましょう。
苦手な人とはなるべく距離を取ってみるようにしたり、やりたいことがあるなら調べ物をしてみたり。
お金に不安があるなら簡単な副業を始めてみてもいいですね。
そういった行動がとれないくらい体が疲れていたり、気持ちが沈んでいるときはとにかくリフレッシュすることが必要です。
時間がなければ有休をとってでも時間を作り、マッサージや映画など気分転換をしたり、実際に理想的な一日を過ごしてみてもいいかもしれません。
体だけでなく脳のリフレッシュも必要です。
スマホを置いて少し散歩するだけでも違います。



ただボーっとするだけでも良いよね
リフレッシュしてすっきりした体と頭で、再度環境を変えるべきかどうか考えましょう。
もしこういった時間の捻出すらできないのであれば、体調を崩す前に転職を検討してもいいかもしれません。
【解決策②】逃げてみるのもあり


現状がどうしても辛く、リフレッシュする事すらままならないのであれば逃げてしまうのもありだと思います。
誰も知り合いのいないところへいけば、今までのあなたを知る人はいません。
周りから思われていた自分の印象を払拭し、新しい理想の自分としてスタートすることも可能です。
まとめ
『誰も知り合いのいないところへ行きたい』と思ったとき、
- 人間関係に悩んでいる
- 今の環境に不満がある
- 毎日がマンネリ化して退屈である
といった理由が考えられます。
そんな時は一度気分転換をして、心と体をリフレッシュさせましょう。
今後の選択で後悔しないためにも、衝動的に行動するよりも自分としっかり向き合って、理想の生活が送れるように行動したいですよね。
自分の気持ちをよく聞き、周りの言葉に惑わされずに決断していけるようにしていくことが大切です。
長い人生をより良いものにできるよう、行動していきましょう。
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