最近、いろんなメディア媒体で目にするSDGsという言葉。
皆さんの働く会社でも「うちはSDGsに積極的に取り組んでいますよ!」と宣伝していたりしませんか?
SDGsと聞くと、「地球の環境のためになんだか良い取り組みをしているんだな」というイメージが湧いてきますが、SDGsには隠された本当の狙いがあるんじゃないかという噂が存在するんです。
そこで、今回はSDGsに隠された本当の狙いについて調査してみました!
(アイキャッチ画像出典元https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/)
SDGsの概要
SDGsとは?
ご存知の方も多いと思いますが、SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)という英単語の頭文字を取った言葉です。
2015年9月の国連サミットにて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている国際目標で、「貧困」「飢餓」「ジェンダー平等」など17の目標と169のターゲットが設定され、2030年までの達成を目標としています。
「誰一人取り残さない-No one will be left behind」というスローガンを掲げ、先進国も開発途上国も皆平等に取り組むべき国際的なテーマです。
SDGsに取り組む日本企業の例
日本企業の多くもSDGsに取り組んでいます。今回は皆さんもよく知っている企業を3社ご紹介したいと思います。
- 味の素株式会社
- トヨタ自動車株式会社
- 吉本興業
味の素株式会社:ガーナ栄養改善プロジェクト
味の素株式会社は、自社で培った食品科学とアミノ酸栄養に関する専門知識を活用して、ガーナの子供たちの栄養状態の改善に取り組んでいます。ガーナで食べられている離乳食kokoの栄養を強化する独自のサプリメントKOKO Plusを開発し、提供しています。
参考サイト:UNDP_Tok_PrivateSector_BCtA_Ajinomoto (1).pdf
トヨタ自動車株式会社:CO2ゼロへの挑戦
トヨタ自動車はCO2排出量を削減するための取り組みを進めています。具体的には、走行時に新車から排出されるCO2を2050年までに2010年比90%削減するという目標を掲げているそうです。電気自動車への取り組みも加速させているようですよ。
参考サイト:SDGsへの取り組み | サステナビリティ | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト (global.toyota)
吉本興業:2030年を笑顔であふれる世界に!
吉本興業に所属する芸人さんが、SDGsをテーマに講演会・ワークショップ・漫才・大喜利をしてくれるコンテンツを用意しています。
今を時めくプロの芸人さんの力を借りれば、SDGsを楽しく推進できそうですね!
参考サイト:吉本興業のSDGsへの取り組み – SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS〜世界を変えるための17の目標〜 (yoshimoto.co.jp)
このように、日本でも様々な企業や組織、団体がSDGsの目標に賛同し、具体的な取り組みを行っています。
スポンサードリンクSDGsに隠された陰謀
私たちの地球を守るために、世界が同じ目標に向かって取り組むべく定められたSDGs。
「地球温暖化」や「海洋汚染」など地球が直面している問題は数多くあります。SDGsに取り組むことは、これらの問題解決に取り組むことでもあり、それってとても素晴らしいことですよね?
ですがそんな素晴らしいはずのSDGsには隠された裏の目的があるのではとも言われており、その真偽について調査してみたところ、2つの説が浮上してきました。
- ヨーロッパが仕掛ける新しい秩序がSDGsであるという説
- 新興国の経済発展を抑え込むためのものであるという説
この2つの説について、具体的に見ていきましょう。
①ヨーロッパが仕掛ける新しい秩序
現在、世界をリードしているのは言わずもがな世界最大の経済大国アメリカですよね。そして近年急速な経済発展を遂げてきた中国がそれに続いています。
アメリカと中国、2つの大国がリードしている世界情勢を転換させるための策としてヨーロッパがSDGsを仕掛けているというのです。
どういうことか簡単に言うと、SDGsという新たなルールを作り、このルールに基づいた新しい秩序の中で世界をけん引していくのはアメリカでもなく、中国でもなく、俺たち(ヨーロッパ)だ!ということらしいです。
実際、SDGsランキング(Sustainable Development Report 2021 (sdgindex.org))を確認してみると、上位にズラーっと並んでいるのはヨーロッパの国々です。

そして我が国日本はどうかというと、18位にランクインしており、非ヨーロッパの国では最も高い位置にあります。意外と健闘していますね。
対するアメリカは32位、中国は57位という結果で、お世辞にも上位に位置しているとは言えません。
SDGsはヨーロッパが仕掛けているというこの説、個人的には妙に納得できてしまう部分もあります。
フィギュアスケートなどのスポーツでも、ヨーロッパ以外の国の選手が活躍するとそれを阻止するかのようにルール変更がなされることがありますよね。
ヨーロッパの選手が有利になるようにルール変更しているんじゃないかと思わず邪推してしまうことが何回もありました。
大航海時代に世界中に勢力を伸ばし、産業革命を成し遂げるなど世界をリードしてきたヨーロッパが、SDGsを武器に再び世界の覇権を握るという説。信じるか信じないかはあなた次第です。
②新興国の経済発展を抑えこむ
こちらの説については、まずはSDGsビジネス総合研究所理事長である村井哲之さんの発言を見てください。
「私がSDGsに興味を持ったのは、ある世界的なシンクタンクの方に”SDGsとは何か”と直球の質問をした時、”先進国が振り向くと、経済力においてすぐそこまで中国やブラジルなどの新興国が迫ってきていた。彼らの成長を抑えこむためのものだ“と言っ切った。そこからSDGsの勉強を始めた。だいたい、我々は未来を明るくしてくれるモノ・コトらの誘惑に弱い。SDGsを”誰一人取り残さない”と訳す人がいるが、私はここに先進国の人間の奢りや欺瞞を感じるし、”誰一人取り残させない”と訳す人には、発展途上国の甘えを感じる。私は”誰一人からも1円たりとも利益を取り逃がさない、欧米白人発の秀逸な仕掛け”と訳している。世界の富豪トップ26人の資産が、世界の最も貧しい38億人の資産と同じという現実がある。これを支える鬼の様な仕組みだ」。
引用元https://times.abema.tv/articles/-/8638691
(要約)
・経済力をつけてきた中国やブラジルがこれ以上成長しないように、経済発展を抑えこむためのものがSDGsである。
SDGsを推進する立場にいるはずの村井さんが、「SDGsはうさんくさいもの」と言っているのが興味深いです。
日本が高度経済成長期を迎えたのは1960年代のことですが、急激な経済成長によって人々の暮らしが豊かになった反面、深刻な公害が引き起こされました。
当時は今ほど環境問題についての意識が高くなかったとはいえ、水俣病やイタイイタイ病、四日市ぜんそくなどが多くの人々に深刻な健康被害をもたらしたことは日本史の授業で必ず習いますよね。
経済発展を優先させると、二酸化炭素の排出など環境に被害を与えてしまうという現実があります。日本を含めた先進国は、地球の環境を破壊しながら発展を遂げてきました。
だからといって今、発展していこうとしている国が環境を破壊していくのを自分たちもそうしてきたんだからという理由で黙認することもできません。
環境保護という大義名分のもと、途上国の発展を抑えこもうとしているという説。信じるか信じないかはあなた次第です。
まとめ
SDGsに隠された陰謀について、2つの説をご紹介させていただきました。
- ヨーロッパが仕掛ける新しい秩序
- 新興国の経済発展を抑えこむ
どちらの説も本当のような、嘘のような、興味深い説だったのではないでしょうか。
SDGsの本当の狙いが何であれ、地球の環境を守るための行動を起こすということは大切なことです。
まずは自分に出来ることから何か始めてみましょう。
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