2022年に連載開始30周年をむかえるにあたり、セーラームーンの新作映画が公開されることになりました。
セーラームーンシリーズ最終章となる『シャドウ・ギャラクティカ』編が描かれることとなっています。
長年愛され続けているセーラームーンですが、実は原作とテレビ放送されていたアニメでは最終回の内容が大きく異なります。
今回はセーラームーンの原作とアニメの最終回の違いと映画版について調べました。

最後まで読まないと、月に代わってお仕置きよ!
(アイキャッチ画像出典元https://www.super-groupies.com/feature/220)
セーラームーンの原作とアニメの最終回の違いは何?


無印のアニメ「美少女戦士セーラームーン」は1992年3月からテレビ放送されていました。
原作版は1992年2月から連載されているので、ほぼ同時並行ですね。
しかし、それぞれの最終回の時期は以下の通りになります。
アニメ版→1997年2月
マンガ版→1997年3月
アニメ版の方が、最終回の時期が早いですね。
大人の事情があるのでしょうが、これによってアニメ版ではオリジナルの最終回を作らざるを得なくなったと考えられます。
では、アニメ版と原作版の最終回の内容をそれぞれ見ていきましょう。
アニメ版の最終回
最終話のひとつ前である、第45話のタイトルは『セーラー戦士死す! 悲壮なる最終戦』です。
タイトルからも想像できるように、強大な敵(DDガールズ)に果敢に立ち向かい敵を全滅させますが、セーラームーン以外は全員死亡!してしまいます。
そして最終話第46話『うさぎの想いは永遠に! 新しき転生』
ひとり残ったセーラームーンは、幻の銀水晶の力を借りてラスボスであるクイン・ベリルを倒します。
ただ、クイン・ベリルを倒した技は命とひきかえで放てる技であったため、結果的にセーラー戦士は全員死亡という結果となってしまいます。
原作版の最終回


原作版はアニメ版とは異なり、派手な展開もなく着々とバトルが進行していきます。
唯一、ファラオ90という敵を倒す為、自らを道連れに消滅したセーラーサターンのみが”死亡”したセーラー戦士です。
ただ彼女もセーラームーンの力で赤ん坊として復活し、新しい生を歩んでいきます。
バトルものとはいえ、少女マンガということを考えると、主人公サイドに死者がいないという至極あたりまえの展開となっています。
スポンサードリンクセーラームーンたちが生き返るってホント?
最後の戦いで全員死亡してしまったセーラー戦士たちですが、シリーズは第五作まで続いています。
主人公たちは死んでいるのに・・・どういったカラクリだったのでしょう?
答えは『全員生き返ったから』です。
ただしセーラー戦士としてではなく、戦士になる前の普通の女の子として生き返ります。
ラスボスを倒す際に使った銀水晶がセーラームーンの願い”普通の生活に戻りたい”に反応して、世界がリセットされたのです。



都合のいいアイテムだこと
結果的に生き返って普通の女の子たちに戻ったセーラー戦士たちですが、続編でまた以前と同じ戦士に戻っていきます。
「美少女戦士セーラームーン」は、物語のスタートの時点で「転生=生まれ変わり」の設定から始まっています。
セーラームーン→月の王国「シルバー・ミレニアム」の王女プリンセス・セレニティの生まれ変わり。
その他のセーラー戦士たち→セレニティを護るセーラー戦士たちの生まれ変わり。
セーラームーンを含めた主要な人物は、全て生まれ変わりです。
何度死んでも生まれ変わる、無限のスパイラルとなっているようですね。
セーラームーンの映画版は原作と同じ?
原作とアニメで最終回の内容が大きく違った「美少女戦士セーラームーン」。
2023年に公開される映画はどうなるのでしょうか?
2021年にも映画「美少女戦士セーラームーンEternal」が公開されています。
前編と後編の2部作公開でしたが、原作に忠実という感想が多かったです。
2023年に公開予定の映画は、この「美少女戦士セーラームーンEternal」の続編になります。
断言はできませんが、原作ファンは期待してもいいのかもしれません。
まとめ・セーラームーンの原作とアニメの最終回は同じ?生き返るってホント?
強大な敵と戦い続け、何度も死んでは生き返るという運命に翻弄されるセーラー戦士たち。
過去から現代、そして未来へと続く運命のスパイラルにピリオドをうつことができるのか。
来年公開の映画で答えが出ることでしょう。
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