炊飯器の値段の違いは、どれだけ味に比例するのか?について結論から言うと一度に米を炊く量によって変わります。
この記事を読めば、自分は高い炊飯器or安い炊飯器のどちらを変えば良いのか分かるので是非最後まで読んで参考にして下さい。
今回は炊飯器の値段に差が出る理由と味の違い、マイコン式とIH式の何が違うのかについて詳しく解説します。
炊飯器の値段に差が出る3つの理由

炊飯器は大まかに分けると「マイコン式」と「IH式」の2種類があり、低価格なものはマイコン式、高価格なものはIH式が多いようです。
そして、2種類の炊飯器には主に3つの違いがあり、その違いによって価格に差が生まれます。
それでは、それぞれの違いを見ていきましょう。
1. 加熱方式が違う
マイコン式は基本的に釜底のみから加熱し、この加熱方法の仕組みはガスコンロと同じ。
それに対し、IH式は電磁誘導加熱によって釜全体が発熱し一気に全体を加熱します。
それに加え、IH式には「超音波IH式」「圧力IH式」「真空IH式」など付加価値機能が組み合わされたものが多く、その分値段が高くなってしまうようです。
2. 素材が違う
マイコン式の炊飯器は釜底のみから加熱するため、熱伝導率の良いアルミが釜が多く使用されていますが、IH式は金属製のほか、土鍋や炭鍋などさまざまな素材が使われています。
IH式は釜全体が発熱するため、内側には熱伝導性を考えた素材を、外側には保温性を考えた素材を使います。
各メーカーこだわりの素材を使う為、IH式は本体価格が高価になる傾向があります。
3. 圧力が違う
IH式の炊飯器の中には圧力が加わった、さらに高価なタイプがあります。
圧力タイプの炊飯器は、炊飯時に内なべに圧力をかけることにより水の沸点を100℃以上にし、より高い温度でお米を炊くことができます。
これにより、通常のIH式炊飯器にくらべて一気に高温で加熱できるという訳です。
マイコン式炊飯器に圧力タイプは無いので、ここでも価格の差が広がります。
スポンサードリンク炊飯器の値段によってご飯の味が変わる!

ここまでマイコン式炊飯器とIH式炊飯の違いを説明してきましたが、この違いはそのままご飯の味に繋がります!
釜全体を効率よく加熱できるIH式であれば、お米の一粒一粒に熱が伝わり、ムラなく美味しいご飯を炊くことができます。
お米は基本的にいっきに高温で加熱した方が美味しく炊けると言われています。
さらに価格が高い圧力タイプの炊飯器を使えば、通常のIH式よりも短時間でもちもちとした食感にお米を炊くことができるのです。

ご飯の美味しさと炊飯器の値段はやっぱり比例するんだね



安いマイコン式の炊飯器じゃ美味しいご飯は炊けないの?
マイコン式炊飯器でも使い方次第で美味しいご飯が炊ける


不味いと言われがちなマイコン式炊飯器ですが、その主な原因は保温機能にあります。
マイコン式炊飯器は保温も炊飯も同じヒーターで行っているため、時間が経つとご飯から水分がどんどん奪われてしまい、ご飯が不味く感じるのです。
また、マイコン式炊飯器でできやすい炊きムラは、ご飯の量が多いほど発生しやすくなります。
そのため、一度に少量しか炊かず保温機能もあまり使わない方なら、マイコン式炊飯器でも充分美味しくご飯が食べられます。
さらに、マイコン式炊飯器はIH式よりも炊飯時の音が静かだという特徴があります。
IH式は一気に高温で炊くため、どうしても音が大きくなってしまうようです。
気になる方は、マイコン式を選んだ方が良いかもしれませんね。
マイコン式炊飯器に向いているのはこんな人!
- とにかく価格を抑えたい人
- 保温機能はあまり使わない人
- 一度に少量しかご飯を炊かない人
- 動作音が気になる人
まとめ
高い炊飯器「IH式」と安い炊飯器「マイコン式」、大きな違いは「加熱方式・素材・圧力」の3つであることがわかりました。
各社こだわりの技術を詰め込んだ「IH式炊飯器」。
価格が高くなってしまうことも納得です。
ですが、「マイコン式炊飯器」には価格以外のメリットもあります。
高い炊飯器を買ってあまり使わないのではもったいないので、自分のライフスタイルにあった炊飯器を購入するのが一番です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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