プロ野球16球団構想が無理な理由

プロ野球が16球団に増やす構想があるようだけど実現可能なのでしょうか?

結論としては、現状では16球団に増やすことは無理です。

16球団構想が無理な3つの理由

  • 選手不足によるレベル低下
  • 本拠地に適した場所がない
  • 既存球団の利益減少

それでは順番に分かりやすく解説していくのでぜひ最後まで読んで下さい。

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目次

選手不足によるレベルの低下

選手数の不足、特に一軍レギュラークラスの選手数の少なさがプロ野球16球団構想の最大の障壁です。

2021年シーズンの規定打席到達者数は

2021年現在のプロ野球出場選手登録(一軍登録)数は1チーム最大で29人です。これが4チーム増えると新たに116人の一軍の選手が必要です。

二軍も含めた支配下選手となると、1チーム最大70人、4チームで280人の新たなプロ野球選手が必要です。

しかし、現状でもプロ野球レベルの選手が不足しているように見られます。毎年ドラフト会議で各チーム原則10名まで指名することができますが、毎年全チームが10名を指名していないことがそれを表しています。

また、一軍のレギュラークラスの選手となると、なおさら不足しています。

以下はプロ野球2021年シーズンの両リーグの「規定打席到達者数」と「規定投球回数到達者数」のデータです。

項目セ・リーグパ・リーグ両リーグ合計1チーム平均
2021年規定打席到達者数32人29人61人5.0人
2021年規定投球回数到達者数9人14人23人1.9人

規定打席到達者数は1チーム平均で5.0人。残りの3人(セ・リーグ)または4人(パ・リーグ)はレギュラーに定着する選手がいないということです。なお、この規定打席到達者のうち、12人が打率2割5分未満という成績でした。

規定投球回数到達者数にいたっては、1チーム平均で1.9人です。5〜6人の投手の先発ローテーションで、規定投球回数を投げる先発投手を2人さえ揃えられないチームがあるのが現状です。

このような状況の中で選手数を4チーム分も増やすことは非常に困難です。

仮に人数を集められたとしても、ゼロから選手を集めたのならば、既存球団と大きな戦力の差が着くことは明白です。もし既存球団の合意があり、他球団から選手を集められたとしても他球団の戦力が下がります。これはプロ野球全体のレベルの低下につながると考えられます。

なお、後者については、自球団の戦力を割いてまで既存球団が選手を分配するメリットが考えられないため、他球団から選手を集めることは望めそうにありません。

以上のように、球団数の増加は選手不足によるプロ野球のレベルの低下を招くリスクがあります。プロ野球のレベルを維持を考えると、プロ野球16球団構想は行うべきではないと言えます。

本拠地に適した場所がない

もうひとつのプロ野球16球団構想が無理な理由は、本拠地を置く場所がないことです。

プロ野球の球団を置くには、交通、人口、立地、球場、天候などの様々な条件が必要です。

新規球団の本拠地の候補地として沖縄県、静岡県、新潟県、愛媛県をはじめ、複数の都市の名前が上がっているようです。

しかし、静岡県や愛媛県など、新規球団の本拠地が既存球団の本拠地に近ければ、既存球団が観客動員数の減少による利益低下のリスクを負います。わかりやすくコンビニで表現すると、近くに競合店が出店して自店舗の売上が下がるということです。これを既存球団が受け入れるとは考えられません。

それを避けて既存球団が在籍する都市から離れた場所に本拠地を置けば、今度は市場規模の問題や、移動の問題が出てきます。

たとえば沖縄県は夏場の台風による欠便が心配です。

新潟県は航空便の数が少ない、高速鉄道による移動には多くの時間がかかるなど、移動の負担が多大です。

このように、候補地はあるものの現実的には新規球団の本拠地を置く場所がないと考えられます。

既存球団の利益減少のリスク

前出の選手分配や本拠地が隣接する問題など、突き詰めれば既存球団の利益減少のリスクがプロ野球16球団構想が無理と思われる大きな理由です。

プロ野球は企業の広告宣伝費という面があります。しかし、事業である以上利益の計上を目指すことは必須です。そのため、既存球団が自社の利益に対するリスクを避けることは当然です。

既存球団の利益に対しなんらかの補償が設けられない限り、新たに球団の増設は難しいと考えられます。

まとめ

最後に個人的な意見を述べさせていただきます。

個人的にはプロ野球は15球団3リーグ制がいいのではないかと考えています。

本拠地は栃木県(宇都宮市)、静岡県(静岡市または浜松市)、岡山県または四国。

そして、各地区1位とワイルドカードの1チーム(各地区2位の最高勝率1位のチームから選出する)の4チームでの優勝を争ってもらえたらプレーオフもさらに盛り上がるかなと思っています!

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