2022年4月からプラスチックスプーンが有料化します。
コンビニの弁当やスイーツでお世話になった方も多いのではないでしょうか?
「ファミマのこだわりカレーを手で食べる時代が来たか……っ!」
と想像したり、しなかったり(笑)
「いやいや、私はプラスチックスプーンを買うよ(笑)」
と普通は思うでしょうが、お値段が気になりませんか?
今回はプラスチックスプーンの有料化で、値段はいくらになるのか徹底的に予想しました!
プラスチックスプーンのネット通販のお値段は?

プラスチックスプーンの値段をAmazonで調べてきました!
調査日:2022年1月15日
検索ワード:使い捨てスプーン
スプーン数本の商品ではなく、大量につまっている商品(個包装)の上位5種をチェックしました。
その結果が下の表です!

どれもカレーが食べられる大きさのスプーンでした。
平均で1本あたり11円!
最高値は18円もしますね!?
一方で最安値は1本6円です!
大量受注で仕入れ値を安くして、利益ほぼ0円で、ようやく5円といったところでしょうか?
プラスチックスプーンの値段は1本5~10円くらい!
先に有料化したコンビニ袋と比較するとお値段はおいくら?

主要なコンビニのレジ袋の値段
コンビニといえば、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートが思い付くのではないでしょうか?
3店のレジ袋の値段は次のようになっています。
セブンイレブン・・・小、中、大、弁当用の4サイズが3円。特大サイズ5円
ローソン・・・・・・S、L、弁当用サイズが一律3円
ファミリーマート・・全4種類が一律3円
どこもおおよそ3円のようですね。
レジ袋のネット通販の値段
レジ袋の値段をAmazonで調査してきました!
検索日:2022年1月15日
検索ワード:レジ袋
上位に表示される商品が3社のMからLサイズだったので、それぞれ比較しました!


Amazonで買うと、レジ袋は1枚3~4円程度ですね。
コンビニのレジ袋がおおよそ3円なので、ほぼ同程度の金額です。
ただ、AmazonのLサイズは4~5円なのに対し、コンビニは3円なんですよね。
大量発注して安く抑えているのでしょうか?
SやMサイズなどは更に安くて、多少利益が出ているのかもしれませんね。
コンビニとネット通販のレジ袋はほぼ同金額でした。
つまり、プラスチックスプーンもネット通販と同じくらいの値段?と思えませんか?
レジ袋から考えたプラスチックスプーンの値段
コンビニも商売ですから、赤字は出さないように販売するはずです。
レジ袋がおおよそ3円であることから、プラスチックスプーンもネット通販の原価と同程度の値段になると予想できます。
今一度、プラスチックスプーンのネット通販の値段を見てみましょう。

最安値は6円、平均11円ですね。
大量に仕入れて多少値段が安くなるとすると、1本当たり5から10円になると予想できます。
プラスチックスプーンが有料化すると、その値段は1本5~10円程度と予想できますね!
スポンサードリンクプラスチックスプーンの有料化!でも無料の可能性はある?

プラスチックスプーンが有料化するのに、無料になる可能性?
首を傾げる方もいるかもしれません。
しかし、無料のレジ袋もありますよね?
同じように、プラスチックスプーンも無料になる可能性があります。
そもそもなぜ有料化するの?
一言でいうと、環境を守るためにプラスチックスプーンが有料化します。
まず、環境問題についてですが、
プラスチック資源循環戦略より、意味内容が変わらないように一部抜粋
・不適正な処理のため世界全体で年間数百トンを超えるプラスチックごみの流出があると推計されます。
・2050年までに魚の重量を上回るプラスチックが海洋環境に流出することが予測されます。
https://www.env.go.jp/recycle/plastic/pdf/20190531b.pdf
このように環境省が述べています。
魚より多いプラスチックのゴミが海にある……。
正直なところ、「プラスチックのゴミが○トン!ヤバい!」と言われても想像できませんでした。
でも魚より多いと言われると衝撃的過ぎますよね?
2050年には、魚よりプラスチックのゴミの方が多くなる!
こうした環境問題があるので、1回使ったら捨てている私たちの意識を変えることが目的なんですね。
無料のレジ袋はなぜ許されるの?
一部の店ではレジ袋が無料ではありませんか?
私もこの前、薬局に行ったら無料でもらえました。
これにはきちんと理由があります。
経済産業省 レジ袋削減にご協力ください!より抜粋
あらゆるプラスチック製買物袋を有料化することにより、過剰な使用を抑制していくことが基本ですが、環境性能が認められ、その旨の表示がある以下3点は対象外です。こうした袋への転換を進めるなど、環境価値に応じた価値付け等を推奨しています。
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html
環境を守ることが目的なので、環境にやさしければOKなんですよね。
環境にやさしいレジ袋は次の3種類です。
経済産業省 レジ袋削減にご協力ください!より抜粋
①プラスチックのフィルムの厚さが50マイクロメートル以上のもの
繰り返し使用が可能であることから、プラスチック製買物袋の過剰な使用抑制に寄与するためです
②海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの
微生物によって海洋で分解されるプラスチック製買物袋は、海洋プラスチックごみ問題対策に寄与するためです
③バイオマス素材の配合率が25%以上のもの
植物由来がCO2総量を変えない素材であり、地球温暖化対策に寄与するためです
https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html
①は例外として、②と③のような素材であればレジ袋は無料で配ることができます。
重要なのは環境にやさしい素材です。
つまり、同じ素材のプラスチックスプーンであれば、有料化しても値段が0円かもしれないと思いませんか?
素材によってはプラスチックスプーンも値段が付かないかも?
プラスチックスプーンの値段0円はあり得る?
プラスチックの大量消費は環境問題のため規制されます。
しかし、環境にやさしい素材である
- 海洋生分解性プラスチック
- バイオマス素材
であれば、規制の対象にならない可能性があります。
そんな素材のプラスチックスプーンを作ることはできるのでしょうか?
株式会社カネカ 6/22ニュースより一部抜粋
「カネカ生分解性ポリマーGreen Planet™」が、株式会社ファミリーマートのスプーンに採用されました。主に弁当や丼、スープ向けスプーンとして、6月22日より、ファミリーマートのコンビニエンスストアブランド「ファミマ!! 」の首都圏約40店舗の一部店舗にて順次導入されます。
https://www.kaneka.co.jp/topics/news/2021/nr2106221.html
Green Planetとは海洋生分解性プラスチックです。
つまり、もうコンビニに導入され始めています!
もう一方の素材のプラスチックスプーンについては、Amazonで売っています!
デザート用の小さいスプーンで、100本入りで892円(2022年1月15日時点)!
1本当たり9円くらいです。
少し高いですが、開発が進められているので、今後に期待できますね!
環境保護の目的から考えても、開発が進めば、レジ袋のように有料化する必要がなくなるかもしれません。
もう環境にやさしいプラスチックスプーンがコンビニに導入され始めている!
素材の開発が進めば、有料化しても値段が0円かもしれない!
まとめ
プラスチックスプーンの有料化が2022年4月から始まります。
その値段が気になったので調査した結果、1本あたり5から10円になると予想されました。
しかし、環境にやさしい素材の開発が進められています。
プラスチックスプーンが有料化しても、値段は0円になる可能性もあります!
今後の科学技術の発展に期待ですね!
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