4月5日、広島市の原爆ドーム前を流れる川で、国の天然記念物である、「オオサンショウウオ」が撮影され話題となっていました。
珍しい生き物を見た子供の疑問で「食べられるの?どんな味なの?」と話しているのを耳にした事があるのではないでしょうか。
この記事では、オオサンショウウオは食べることができるのか?どんな味なのか?について調べてみました。
(アイキャッチ画像出典元https://www.sankei.com/article/20220406-DWB73P76SJJTJGKVUHSQDDJQO4/)
オオサンショウウオについて

オオサンショウウオは、日本の固有種で1952年3月29日に国の特別天然記念物であり絶滅危惧種に指定されている世界最大の両生類。
スイスで発見された3千年前の化石と今の姿がほぼ変わっていないことから、「生きた化石」と呼ばれています。
日本では、岐阜県似西の本州、四国、九州の一部で主に河川の上中流域の清流で見られることがある。
全長50cm~70cm程度、最大で150cmにまで育つこともあるのだとか。
スポンサードリンク食べれるのか?どんな味なのか?

では、本題のサンショウウオは食べれるのか?について見て行きましょう!
サンショウウオは食べれるのか?
結論から話しますと、オオサンショウウオは食べることができます
しかし、日本では現在、国の天然記念物であり、絶滅危惧種に指定されているため、食べることができません。
中国でなら食べることができ、中国の一部のレストランではオオサンショウウオのメニューがあります。
また、中国ではオオサンショウウオを食べると滋養強壮に良いとされ、漢方薬の材料や美容品、皮革などにも利用されているそうです。

昔は、日本でも食べられていた地域があったみたいよ
どんな味がするのか?
ずばり「フグとすっぽんの間のような味」と言われています。
フグとスッポンの間と言われてもわからないですよね?
日本の芸術家であり美食家としての顔を持っていた、北大路魯山人という方がどのような味かを語ってくれています。
長いこと煮て、ようやく歯が立つようになったので、ひと口食ってみたら、味はすっぽんを品よくしたような味で、非常に美味であった。汁もまた美味かった。
すっぽんとふぐの合の子と言ったら妙な比喩であるが、まあそのくらいの位置にある美味と言うことができようか。すっぽんも相当美味いが、すっぽんには一種の臭みがある。山椒魚はすっぽんのアクを抜いたような、すっきりした上品な味である。
引用元https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/54969_48523.html
中には、皮がコリコリしており白身魚のような味と表現している方もいます。
ただ、調理法によっては魚になったり、動物の肉の触感になったりするらしいので食材としては面白いのではないでしょうか。



両性類だからいろんな味わいに変化できるのかな?
オオサンショウウオを日本で食べることは不可能なのか?


福島県の尾瀬檜枝岐温泉で「山人秋まつり」というイベントが開催されていたのですが、このイベントで郷土料理「山人料理」の一品でサンショウウオは食べることができたみたいです。
尾瀬檜枝岐温泉のある、福島檜枝岐村には「山人(やもーど)料理」という伝統的な郷土料理があります。
この料理の中に村で取れる「珍しい生き物」が「サンショウウオ」で山人料理の珍味として食べられていたそうです。
村内の旅館や民宿などの献立に並ぶこともあるみたいなので、興味ある方は行ってみてはいかがでしょうか!



福島檜枝岐村に行けばサンショウウオは食べれるかもしれないね
まとめ
今回は、広島の原爆ドーム前を流れる川で撮影された、オオサンショウウオについて調べてみました。
日本では食べられませんが、サンショウウオであれば食べることができるみたいなので食べてみてはいかがですか。



自分は全く食べてみたいとは思わないけどね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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