林真理子が日大理事長に選ばれた理由は?直木賞作家がマッチョな体質に切り込む!

  • 2018年日大悪質タックル事件
  • 2021年田中英寿前理事長の脱税

これ以外にもここ数年不祥事が相次ぎ、負のイメージが強かった日本大学

今年、直木賞作家の林真理子が、女性初の日大理事長に就任することが内定しました。

2022年7月1日開催予定の理事会で正式決定となりますが、なぜ林真理子が日大理事長に選ばれたのでしょうか?

(アイキャッチ画像https://www.cyzo.com/2022/06/post_312235_entry.html

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目次

なぜ林真理子が日大理事長に選ばれた?

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林真理子さんは日本大学芸術学部文芸学科の卒業生です。

処女作のエッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなります。

他にも

『最終便に間に合えば』
『京都まで』

が直木賞を受賞し、小説家としての地位を確立します。

その後も順調に活躍を続け、多岐にわたる著作の多さもさることながら直木賞のほか複数の文学賞の選考委員も務めています。

そんな文学畑一遍の林真理子が、なぜ学校経営という畑違いの大舞台にのぼることになったのでしょう。

林真理子なら日大の古い体質を変えてくれる!

林真理子さんは、文学界で確固たる地位を築き上げ、文学界の重鎮に君臨しています。

そのため、少々の権力者に忖度を迫られても『関係ない』『必要ない』とつっぱねることも可能です。

また、会見でも林真理子さんは以下のようにコメントしています。

一番の課題は体質の古さとか、非常にマッチョな体質。
上の人が何か言うと、下の人が黙って従う組織になってしまっている。
ここを改革したい。

林真理子さんの会見でのコメントより引用

マッチョ=体育会系=目上の者への服従や根性論などを尊ぶ気質

という図式を壊したいということでしょう。

『マッチョな体質を変えたい』という言葉にも、その片鱗がうかがわれます。

こういったところを期待して、林真理子さんが日大理事長に選ばれたのかもしれません。

マスコミを牽制するため?

上述したように、林真理子さんは文学界の重鎮ですが、この点を利用するために選ばれたとも考えられます。

林真理子さんは直木賞作家で、数多くの著作を持つヒットメイカー。

多くの大手出版社から『売れる』本を出版しています。

ドル箱とまではいわずとも、各社の業績に大きく貢献していると思われます。

出版業界は雑誌をはじめとするマスメディアと深い関りを持っています。

前理事長の不祥事の際に散々日本大学を叩いてきたマスメディアですが、今回の人事で『林先生』に忖度した対応をとってくれるのでは?という期待が込められているのかもしれません。

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理事長とはどんな存在?

林真理子さんが就任した理事長という役職。

そもそもこの役職は、どのような存在なのでしょうか?

理事長はどれくらい偉い人?

理事長は、その団体が学校であれば学校の中での最高権力者と言えます。

日本大学に限らず学校の経営を行うのは学校法人であり、そのトップが理事長になります。

学長は、大学という現場のトップです。

学長よりも、断然強い権力を握っています。

理事長の選出方法は?

基本的に学校の運営は、複数名の理事たちで行なっていきます。

理事長になるための流れは以下の通りです。

  1. 理事会を開く
  2. 理事の間で推薦を受ける
  3. 過半数の同意を得ると理事長になる

閉ざされたメンバー内で選ぶので、うまく立ち回って多くの味方を作れば多くの同意を得られ、理事長に選出されるのも難くないです。

逮捕された田中前理事長は相撲部出身で数多の名力士を育て上げ、角界のみならずオリンピック委員会にまで顔が効いたと言います。

おそらくその人脈の広さやコネを最大限利用して、理事長にまでなったのでしょう。

時にはなんらかの脅しを、交えていたかもしれませんね。

反対する理事は、理事から外すという脅しがあったとかなかったとか

林真理子が日大理事長に就任に対する世間の反応は?

林真理子さんの新理事長就任は、世間ではどのように受け止められているのでしょうか?

おおむね肯定的、歓迎の意見が出ているようです。

まとめ・林真理子が日大理事長に選ばれた理由は?

日本大学初の女性理事長として、大抜擢の末就任する林真理子。

『連載をいくつかストップ』してまでも、理事長職に専念する意向だそうです。

任期は4年。

4年後に『ルンルン』と勝っているか、『ーおうちに帰ろう』と引き下がるか。

執筆活動ばりの手腕に、期待したいところです。

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