2021年6~7月に自身の48歳の誕生日(7月4日)の前後10日間で4カ所6公演のバースデーライブツアーを開催した歌手のGACKTさん。
その後、海外で仕事をし8月6日に日本での撮影があり仕事先であるキプロス島から帰国。
帰国直後に「体調が悪い」と訴え、その連絡を受けたGACKTさんのエージェント会社「グラブエンターテインメント」がGACKTの無期限活動休止の発表しました。
一時は生死をさまようほど体調が悪化したそうですが、その原因は幼少期の持病が関係してるようです。
この記事では、無期限活動休止になった原因・GACKTのかかった多発性硬化症(神経系疾患)ってどんな病気なのか?
そして、先日(2022年5月16日)急展開で活動再開の吉報のご報告も併せてわかりやすく解説していきます。
(トップ画像出典元https://news.yahoo.co.jp/articles/e2e6af6393a54a63506e6dc05c8d6cec878f4286)
GACKT【芸能活動休止】の経緯
「2021年9月8日体調不良の為無期限で活動休止する。」と所属事務所が公式サイトで発表しました。
GACKTさんご本人からファンへのメッセージがこちら↓
LOVERSのみんなへGACKTから大切な報告です
今回、日本での撮影のため8月初旬に帰国しました。
で、日本に帰ってきてから数日後に体調が急変し、悪化。
意識がなかった時もあったようだけど、何年かに一度、起きてるやつ。
まあ、慣れてるっちゃ慣れてる。
ここ最近は起きてなかったから、調子良くなったのかなって思ってたんだけど。
3週間ほどひどい状態は続きましたが今は、体重が10Kgほど落ちたけど、安定しています。
10年前からは持病を治すため海外に環境を整え、療養などを行いながらここまで来たんだけど、
今回のことが原因なのか、過去の積み重ねてきたものが原因なのか、神経系疾患が関係しているのか、突発性の発声障害のような状態になってます。
医師、エージェント、関係者との話し合いの末、とにかく治すことを最優先させることに決めました。
悔しいけど、すべての活動は休止させ、治療に専念します。
最後に、
みんなを心配させてしまったこと、本当にごめんな。
必ず帰ってくる。
もっと強くなって。
もっとすごいGACKTになって。
みんなとした約束、アルバムもツアーも必ず届けるから。
約束はどんなことがあっても必ず果たします。
待っててください。
GACKT
出典元https://gackt.com/contents/454212
経緯をまとめると、2011年(10年前)より治療を兼ねて環境を変えるため拠点を海外へ移して日本と海外の行き来で芸能活動をしていました。
2021年6~7月に自身の48歳の誕生日(7月4日)の前後10日間で4カ所6公演のバースデーライブツアーを開催しその後、海外での仕事をこなしていました。
同年8月6日に撮影があり日本へ帰国した際、体調不良により意識不明の重体となり一時は命の危機に陥り10キロ程体重が減りました。
また、重度の発声障害を併発していて医師より「声を発する仕事は続行不可能」とドクターストップがかかったようです。
GACKTさんご本人は、体調が悪化して意識を失うということは何年かに1度はあったと言います。
『女性自身』がGACKTさんにメールでインタビューした所、
「これが初めてじゃないし。過去に何度も起きてることだから、慣れてるつもりだったんだけど。今回はちょっと思ってたよりもキツかったというか。年なのかな。ビックリしたよ。ここまで酷くなるって……」「正直、死にかけたときのことは覚えていない。あとで丸1日意識がなかったとスタッフに聞いたよ。病院には入ってない。医師に来てもらってた。ただ、目が覚めたときは『まだ生きてた……』とは思ったよ。まあ、それはいつも起きるときにも思うことなんだけど」
出典元https://geitopi.com/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%83%BB%E6%98%A0%E7%94%BB/gackt%E3%81%8C%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B3%BB%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%80%81%E9%87%8D%E5%BA%A6%E3%81%AE%E7%99%BA%E5%A3%B0%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%A7%E6%B4%BB%E5%8B%95%E4%BC%91%E6%AD%A2%E3%81%AE%E7%9C%9F/
と回答しています。
GACKTのかかった多発性硬化症(神経系疾患)とは?

GACKTさんの活動休止になった体調不良の原因である❝多発性硬化症❞(MS)とは、どんな病気なのでしょうか?
調べてみると、❝多発性硬化症❞(MS)は中枢神経系の 脱髄 疾患の一つだそうです。
GACKTさんは、幼少期に臨死体験をした後に胃・内臓の激痛が走り緊急搬送され鉄格子のついた病棟に強制隔離されたと「自白」というGACKTさん執筆本で明かしています。
では❝多発性硬化症❞(MS)を調べてみると、難病指定になっており近年の医療では完治出来ません。10歳未満の子供が発症する確率は❝多発性硬化症❞(MS)患者全体の3~11%と報告されています。
多発性硬化症になりやすいのはどんな人?原因は?
- 多発性硬化症は平均で30歳前後に発症しやすく、ピークは20歳代と若い方に多い病気です。[1]
- しかし、10歳代の子供や40-50歳くらいの中年の方でも稀ではありません。[1]
- 男性に比べて女性に多いです。(男女比は1:2~3) [1]
- 日本では10万人あたり7-10人程度で徐々に増えています。[1]
- 多発性硬化症の原因はまだはっきり分かってはいませんが、遺伝的要因と環境的要因が関わっていると考えられています。
[1]「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会編. 多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017. 医学書院. 2017年
出典元https://www.premedi.co.jp/%E3%81%8A%E5%8C%BB%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/h00619/
❝多発性硬化症❞(MS)がなぜ起こるかはまだ十分に解明されてはいませんが、「自己免疫疾患」の脳や脊髄にあるミエリンが自分自身の免疫系に攻撃して脱髄が起こり神経線維が切断が生じて正常に機能しなくなり他多数の要因と組み合わさって(遺伝・環境など)発病すると考えられています。
❝多発性硬化症❞(MS)の症状は?

- 多発性硬化症の症状は病変が起こる部位によって様々です。
- 以下に代表的な症状を挙げます。
多発性硬化症の代表的な症状
- 視力の低下、視野の一部が欠ける、目の奥の痛み
- 物が二重に見える、顔の麻痺、感覚の異常、うまく喋れない、飲み込めない
- 手足に力が入らない、体のふらつき、手が震える
- 考えがまとまらない、判断ができないなど認知機能の低下
- 手足のしびれ、胸やお腹が締め付けられるような感じ
- トイレが近くなる

GAKUTさんの症状はいくつも当てはまるね。
GACKTの幼少期から神経系疾患に悩まされていた


GACKTさん自身が著者である「自白」には幼少期の体験がいくつかかかれていました。
1.幼少期の臨死体験
僕は沖縄の海で溺れた。波に飲まれて、苦しくて、もがいてももがいても、とにかく足が地面につかなくて、頭の上に物凄い勢いで波が動いているのが見えた。どんどん水中に引っ張られていく。息を吸おうとしても、塩辛い水が口に入ってくるだけ。
「自白」引用
水を飲むだけ飲んだ時、急に音がパッと消え走馬灯のように記憶が頭の中で回りGACKTさんはその時「間違いなく死ぬ」と感じたと書かれています。
幸い救出されましたが、そこから霊が見えるようになった(7歳~10歳頃)そうです。



救出されてよかった・・・
目が覚めた後、今まで全く見えなかったものが、完全に見えるようになっていた。いわゆる霊的な現象と言えばわかりやすいだろうか。僕は、生きている人とそうでない人の区別が出来なかった。
「自白」引用
2.隔離病棟に強制入院
廊下を出てほかの病室に行くとほとんど死んでいく子供たちばかりだった。僕にはそのことがよく分かった。そのこたちと話していると、「この子は明日、死んじゃうんだ。」みたいなことを、すぐに感じてしまうのだ。翌朝、看護師さんがバタバタ廊下を走る音が聞こえる。そして、僕は、友達がまた、一人、死んでしまったと知る。
「自白」引用
ネット上には「精神病院に強制隔離」との噂もありますが、実際は難病センターのようです。



凄い幼少期だったんだね。
現在のGACKTの最新情報
先日(2022年5月16日)にGACKTさんは、年内に活動再開することを発表しました。
GACKTさん自身の公式サイトでも2022年5月16日に以下のように掲載されています。
GACKTの病状経過と活動再開につきまして
GACKTの病状経過と活動再開につきまして日本のエージェント事務所として御報告致します。
尚、病状詳細につきましては医療機関より報告されております通りでございます。
ファンの皆様ならびに関係者の皆様には大変ご心配をお掛けしましたが、これまでの海外での療養に加えて日本でも治療を開始している事もありGACKTは順調に回復し体力も戻ってきており、エージェント事務所としましては当該医療機関の主治医ならびにGACKT本人と協議を行った上で病状の回復状況に合わせて年内に芸能活動を徐々に再開させて参ります。
詳細については、本日5月16日に九州再生医療センター
医療法人香華会、朱セルクリニックからアナウンスされた以下をご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000056448.html
九州再生医療センター
GACKT本人は日常生活に支障がないくらいに回復しており、徐々に仕事への復帰をしてまいります。
GACKT日本エージェント事務所
(株)グラブエンターテイメント
出典元https://gackt.com/contents/523237





回復してきて安心しました。
また、ご無理なさらないように‼
最後に
GACKTさんのかかった多発性硬化症(神経系疾患)ってどんな病気なのかわかりやすく解説させていただきましたが、過度のダイエットや芸能活動が引き金となっているのではないでしょうか。
❝一流芸能人❞のGAKUTさんだからこそストイックな部分があり妥協を許さないのかと推測できますが、幼少期の持病がある以上、妥協も必要かと個人的には思います。
今後は、GAKUTさん自身の体調に負担ないような活動でのご活躍を応援します。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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