プロボクシングのバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手が先日、ベルトの返上とスーパーバンタム級への挑戦を発表しました!
会見内ではスーパーバンタム級でのライバルの存在を明かし、明言は避けましたが、そのうちの一人にフルトン選手が挙げられます。
今回は井上選手のライバルとなるであろう、フルトン選手の強さや井上選手との実力差について調査しました!
(トップ画像出典元:https://number.bunshun.jp/articles/-/853688)
フルトンのプロフィールと経歴

- 本名:スティーブン・フルトン・ジュニア
- 出身地:アメリカ合衆国
- 生年月日:1994年7月17日
WBC・WBOスーパーバンタム級の現チャンピオンで、プロ戦績21戦 21勝 8KOという成績を残しています。
ちなみに井上選手の成績は、24試合 24勝 21KO です。
プロボクシングの主要4団体
現在、ボクシング界には多数の王座認定団体が存在していますが、その中でもWBA・WBC・IBF・WBOの4団体が権威のある団体として位置付けられています。
WBAが最も歴史のある団体であり、そこから分裂する形で、WBC・IBF・WBOの順番に誕生していきました。
代表的なルールの違い
「スリーノックダウン方式」(WBA)→1ラウンドに3度のダウンでKOが成立する
「フリーノックダウン方式」(WBC・IBF・WBO)→続行不能と判断されない限り試合続行となる
フルトンの強さ
フルトン選手は2022年には過去最高の相手とされたダニエル・ローマン選手にも大差で判定勝ちをしており、現在のスーパーバンタム級では最強と評されています。
スーパーバンタム級では未だ達成されていない4団体統一王者を目指しており、現在スーパーバンタム級でWBA・IBF王者のムロジョン・アフマダリエフとの直接対決を制すれば初の快挙となります。
ひとつ下の階級を制覇し、階級を上げて新たな挑戦をする井上選手にとっては最大のライバルといえる選手です。
フルトン選手のボクサーとしての特徴は、
- パンチ力以外の全てにおいて優れたオールラウンダー
- フェザー級でも通用するサイズの大きさを持っている
- マラソンランナー顔負けのスタミナがある
となっています。
いろいろなファイトスタイルで戦える点や精神面での強さなども評価されており、「クールボーイ(カッコいい男)・ステフ」というニックネームが付けられているほどです。
スポンサードリンク井上尚弥との実力差は?
フルトン選手は井上選手について、スキルのある素晴らしい選手と評しつつも、パワーについては階級が上がると通用するか分からないという見解を出しています。
更にフルトン選手は、自分自身がスーパーバンタム級の選手の中でも、恵まれた体格を持っていることから、耐久度の高さに自信を持っているようです。
サイズ面では井上選手より優れている点ではフルトン選手が有利かと思われます。
「モンスター」と評される井上選手にとっても手強い相手なのではないでしょうか。
また、フルトン選手も上の階級での戦いを考えている為、井上選手側に早い準備を求めており、「急いで欲しい」とコメントしています。
まとめ
今回はフルトン選手の強さや井上選手との実力差について調査しました。
- フルトン選手は井上選手の一個上の階級で最強と評されている
- プロ戦績では負けなしの実力者
- 井上選手よりサイズがあるボクサー
バンタム級で4団体統一王者となり、満を辞してスーパーバンタム級に挑む井上選手にとって、大きな壁となりそうなフルトン選手。
フルトン選手も語っていたように、サイズに関してのハンデがありますが、バンタム級で発揮した圧倒的な技術がどこまで通用するのかが楽しみです。
井上選手がスーパーバンタム級で活躍する姿が早く見たいですね!
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