ドライブマイカーがPG12指定なのはなぜ?年齢制限の有無と問題のシーンを解説

3月28日、第94回アカデミー賞授賞式が行われ、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞しました。

日本映画がこの賞を受賞するのは2009年公開の「おくりびと」以来の快挙

テレビでも大々的に発表され、家族で見たくなった方も多いと思います。

ですが、気になるのは毎回伝えられるPG12指定という注意点。

「ドライブ・マイ・カー」は子供と一緒に見ることはできないの?

何か問題なシーンがあるのかな?

PG12指定されたのはなぜなのか、詳しく説明していきます。

(アイキャッチ画像出典元:https://natalie.mu/eiga/news/471608)

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目次

映画のレイティング「PG12指定」って何?

(画像出典元:https://twitter.com/shochiku_corp/status/1007170906702209024?lang=fi

映画のレイティングとは映画倫理機構、通称「映倫」が定めた年齢による鑑賞制限のこと。

その区分の一つであるPG12の「PG」は『Parental Guidance(親のガイダンス)』の略で、「12歳未満は見ることができない」という意味ではありません

小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要。鑑賞する際にはなるべく保護者同伴をオススメする作品です。

小学生以下のお子様にとっては不適切な表現が一部含まれています。

映画の時間より引用

性・暴力・残酷・麻薬などの描写がある映画や、ホラー映画などが該当し、いわゆるエロシーンやグロシーンがある映画は子供には相応しくないということですね。

ということは「ドライブ・マイ・カー」にも問題があるシーンがあるということ

いったいどのようなシーンが該当したのでしょうか。

「ドライブ・マイ・カー」がPG12の理由はエロシーンがあるから

「ドライブ・マイ・カー」には物語全体を通してベッドシーンがあり、これがPG12指定とされた理由です。

『愛妻を失い喪失感に苛まれる男性が、とある女性との出会いを通して新たな一歩を踏み出す様を描く。』

映画ナタリーより引用

このあらすじだけ見ると、ヒューマンドラマであることはわかりますが、とてもPG12に指定されるようなシーンがあるとは思えませんよね。

ですが、映画はベッドシーンから始まり、これが30分くらい続きます。

特に最初の15分はかなり濃厚なベッドシーンなので、この後の展開が心配になってしまう方もいるかと思います。

もちろんこのベッドシーンにも重要な理由があり、必要なものなのですが、何も知らず見に行ってしまったらかなり気まずい・・・。

ベッドシーンは夫婦だけでなく不倫相手ともあるので、小さなお子様にはますます説明が難しいかと思います。

これも勉強とも言えるかもしれませんが、出来る限り避けたいですよね。

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「ドライブ・マイ・カー」インターナショナル版はR15指定

「ドライブ・マイ・カー」には劇場公開されたオリジナルバージョンと、DVD&Blu-ray発売されているインターナショナル版があります。

この2種類に中身の違いは全く無いのですが、インターナショナル版は「R15+

つまり、インターナショナル版は「刺激の強い性愛描写があるため15歳未満の鑑賞は禁止」となります。

SNSでも、この違いを気にしている方は多いようです。

これは世界のR指定の基準が日本より厳しいためなのですが、実は日本の公開基準は世界に比べてかなり甘めだと言われています。

また、描かれているドロドロとしたリアルな人間関係は、大人だからこそ楽しめるものです。

子供には理解し難い内容と3時間という長尺は、小学生以下のお子様にはちょっと辛いかもしれません。

まとめ

この記事では、映画「ドライブ・マイ・カー」がなぜPG12指定なのかについて解説しました。

「ドライブ・マイ・カー」がPG12指定の理由は、濃厚なベッドシーンがあるから

日本では子供も見ることはできますが、刺激の強い性描写はもちろん、難しい内容やドロドロの人間関係は子供向けのものではありません。

個人的には対象年齢は、世界に合わせて15歳以上からが妥当ではないかと思いました。

「ドライブ・マイ・カー」は時間がたっても魅力が色褪せない素晴らしい作品です。

お子様が大きくなってから、感想を語り合うのを楽しみにしてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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