土用の丑の日と聞くと思い浮かぶのは「うなぎ」ですよね。
うなぎ以外にも土用の丑の日にすること・してはいけないことがあるんです。
今回は土用の丑の日に土いじりがNGの理由やうなぎ以外の食べ物もあるのか、調べてみました。
土用の丑の日とは?
今年2022年の土用の丑の日は7月23日(土)と8月4日(木)です。

2回も土用の丑の日がある!
「どよう」と言っても土曜日とは全く意味が違います。
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである 。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E7%94%A8
土用の丑の日は実は夏以外にもありますが、土用の丑の日として知られているのは立秋に当たる7・8月です。
今年の立秋は8月7日なので土用は7月20日~8月6日となっています。
丑の日とは、干支の『子(ね)丑(うし)寅(とら)…』の十二支の「丑」です。
毎年の干支とは別に、毎日の干支もあります。
カレンダーによっては書かれているものもあるので、言われてみたら気づくかもしれませんね。
7月20日の干支は’戌’で、順にみていくと今年の土用の期間には2回丑の日があります。
2回あるときは1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」といいます。
年によっては丑の日が1回になることも分かりますね。
土用の丑の日3つのNG行動と土いじりについて解説
土用の説明にもあった’五行’というのは、「すべてのものは、火・水・木・金・土からなる」という古代中国の考えです。


春夏秋冬を火水木金に、土は季節の変わり目に当てはめました。



結構無理やりなんだね(笑)
土いじり


土いじりはダイレクトに土を動かすので、土用の期間にするのはお勧めできません。
災いが起こるとされているので、土いじりやガーデニングはしないようにしましょう。
どうしてもしなければならない場合は、「土用の間日」に行いましょう。
夏土用は、卯・辰・申が間日、2022年は7/25、7/26、7/30、8/6が間日となります。
この期間は土の神様が天上に行く日とされているので、NGとされる土いじりをしても大丈夫です。
土地の購入や引っ越し
直接土をいじるわけではありませんが、土地に関することも避けたほうが良いです。
土用は季節の変わり目に当たりますので、体調を崩しやすい時期にもあたります。
新しいことはせずに静かに過ごすのが良いでしょう。
リフォーム・結婚・開業も同じように避けると良いです。
旅行
旅行は土地を移動することになるのでしないほうが良いことのひとつです。
土用の期間は夏休みの時期にあたり、旅行したい時期でもありますね。
旅行に行く場合は「土用殺」の方角を避けると良いでしょう。
夏土用の土用殺の方角は「南西」です。
地図と相談して南西とは違う方角に行くようにしましょう。
スポンサードリンクうなぎ以外の食べ物紹介
無病息災を願い、夏の暑い時期に元気に過ごせるような食べ物が多いです。
「う」の付く食べ物


土用の丑の日で代表的な「う」の付く食べ物は「うなぎ」ですが、他にも「うり」「梅干し」「うどん」があります。
「うり」はキュウリ、スイカ、カボチャ、冬瓜、苦瓜などのことで、夏が旬の野菜です。
夏が旬の野菜は食べると体の熱を冷ます作用もあり、夏バテに効果が期待できます。
梅干しは塩分やクエン酸が含まれていて、夏の塩分補給や食欲がない時の食欲増進作用もあります。
うどんは食欲が落ちているときでもツルっと食べられるし、消化も良いです。



うどんに梅干しとキュウリをのせて「う」尽くしで欲張ってみようかな!
黒い食べ物


土や牛から連想される「黒」の食べ物を食べることで厄除けになると言われています。
シジミ、黒ゴマ、なす、ゴボウ、ナマズ、あんこなどがあります。
シジミは「土用しじみ」と呼ばれ、昔はうなぎよりポピュラーな土用の食べ物でした。
お味噌汁にしたり蒸したり、うなぎよりも安価なシジミは使い勝手もよいです。
あんこ餅は「土用餅」と呼ばれ、和菓子屋さんでは土用の期間になると販売するところもあります。
土用卵
土用の期間に産み落とされる卵を「土用卵」と言います。
卵は安価で手に入れやすく、たんぱく質やビタミンミネラルなど栄養満点です。
夏の暑い時期に精が付く栄養豊富な卵を食べるようになったと考えられます。
うなぎは高くて手が届かないけど食べたい…という方は、少なめのうなぎを卵とじにしたり錦糸卵をそえたりしてもおいしく頂けそうですね。
まとめ
今回は土用の丑の日に土いじりがNGの理由やうなぎ以外の食べ物もあるのか、調べてみました。
うなぎ以外の風習は知っている人も少ないですが、物価が上がっている現在うなぎ以外のもので土用の丑の日を迎えるのも良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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