1987年からフジテレビ系列で放送されてきた「FNS27時間テレビ」が今年も放送を断念したことがわかりました。
コロナウィルスが流行し始めてからずっと放送できず、ついに今年で3回目の放送見送り。
なのにあまり残念な気持ちが湧かないのはなぜなのでしょうか。
実は、最近の27時間テレビは視聴率のワーストを更新し続け、2018年は7.3%、2019年には5.8%まで落ち込んでいるのです。
昔は面白いと感じていた27時間テレビがつまらなくなってしまった理由は何なのか。
3つの理由を説明していきます。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.tvlife.jp/variety/242975)
27時間テレビがつまらなくなった3つの理由とは?

27時間テレビがつまらないと感じてしまう理由は、フジテレビと視聴者側両方にあるようです。
考えられる3つの理由を説明していきます。
1. フジテレビに以前のような人気番組が無い
以前の27時間テレビは、フジテレビの超人気番組をコーナー化して放送するのが定番でした。
今となっては高視聴率レジェンドとなった番組はこちら。
- 「笑っていいとも!」
- 「めちゃx2イケてるッ!」
- 「とんねるずのみなさんのおかげでした」
- 「クイズ$ミリオネア
- 「トリビアの泉」
- 「笑う犬」
- 「はねるのトビら」
これらの番組は全て放送終了し、現在のフジテレビに看板と呼ばれる超人気番組はありません。
その為、長時間視聴者を引き付けるバラエティコーナーを作ることが難しくなってしまったのです。
2. 放送内容のマンネリ化&内輪化
27時間テレビに一番時間を割いているのは司会者クラスの芸能人達のトークタイムですが、話す内容は内輪話が多く、毎年似たようなものになってしまっています。
2019年の放送で話題になった企画は、明石家さんまさんが気になる女性を紹介する「ラブメイト10」や、爆笑問題の太田光さんが当時話題になっていた吉本興業の不祥事をいじった「さんまのお笑い向上委員会」。
いつも通りの内容に、ネット上では「もうこういうことは求められてないんだと思う」や「くだらない企画ばかり」と酷評の嵐でした。
3. インターネットの存在
24時間いつでもネットに繋がり、情報を得ることができる現代では「27時間テレビ」にかつてのような特別感が無くなってしまいました。
視聴者もテレビの前にずっと座っているということが無くなり、特に子供たちは「スマホ片手にテレビの音声を必要に応じて聞く」というのが定番のスタイルになっているようです。
他の面白いコンテンツをいつでもどこでも見られる今、27時間テレビの存在意義自体が激しく薄れてしまっているのかもしれません。

大好きだった番組は全部おわっちゃってるし・・・



子供には内輪話はわからない!そりゃインターネットの方が楽しいよね
27時間テレビはもう時代遅れ?


2013年以降は低視聴率続きの27時間テレビ。
放送断念はコロナウィルス感染拡大の為だとされていますが、この機会に番組を修了させても良いのでは、という声が昨年も多く上がっていたのだそうです。
それは今年も同様で、「もう潮時なのでは」といった声が多くツイートされています。
24時間テレビさえ不要という声も!



チャリティー番組でもダメか~



長時間番組自体、今の時代にそぐわなくなっちゃったのかもね
まとめ
27時間テレビが昔に比べてつまらなく感じてしまう理由は、以下の3点であることがわかりました。
- フジテレビに高視聴率コーナーを作れる程の人気番組が無い
- 芸能人たちの毎年同じような内輪話を楽しめなくなった
- インターネットの普及で長時間テレビを見る習慣が無くなってしまった
以前であれば、皆が同じ番組を見ていたので、内輪話も共通認識として楽しめたのでしょう。
しかし現在は、SNSや各配信サービスを個人個人で楽しむようになり、「皆が見ている番組」が無くなってしまいましたよね。
毎年恒例だった27時間テレビが無くなるのは寂しい気もしますが、今が転換のときなのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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